新宿区の防犯アンケート結果!277人の77.3%が「治安は悪くなった」【新宿区議】
こんにちは。新宿区議会議員の青木仁美です。
令和8年8月、新宿区の治安・防犯と生活環境についてアンケートを実施し、3週間で277名の方からご回答をいただきました。今回は、その結果をご報告します。回答者の77.3%が「3年前と比べて、お住まいの地域の治安は悪くなった」と感じているという、重い結果でした。
新宿区の防犯アンケート、なぜ実施したのか
区民のみなさまから、街の治安や防犯に関するご相談やお声をいただくことが増えていました。新宿区の「令和7年度 区民意識調査」でも、区政への要望の第1位は「防犯・地域安全対策」(34.4%)で、平成21年度以降で最も高い水準です。
一方で、「新宿区全体で治安が悪くなったのか」を示す数字は、簡単には出てきません。数字で証明できないのなら、直接お聞きするしかない。そう考えて、インターネット広告で広く呼びかけ、お名前も連絡先もいただかない8問だけのアンケートを行いました。
調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査期間 | 令和8年8月9日〜8月31日 |
| 方法 | インターネット広告で回答者を募集し、ウェブフォームで回収 |
| 有効回答 | 277件(うち新宿区民221名・79.8%、在勤25名) |
| 年代 | 40〜60代で91.3% |
なお、インターネットでの募集のため、無作為抽出の世論調査ではありません。関心の高い方が回答されていますので、区民全体を代表する数字ではないことを、あらかじめお断りしておきます。それでも、277名の方が寄せてくださった実感として、しっかり受け止めるべき結果だと考えています。
「治安は悪くなった」77.3%、不安の第1位は路上喫煙・ポイ捨て
「3年前と比べて、お住まいの地域の治安はどう感じるか」という質問には、277名のうち214名——77.3%の方が「悪くなったと感じる」と回答されました。新宿区民221名に限っても76.5%で、「良くなった」はわずか1.8%(5名)でした。年代別では40代が86%と最も高く、子育て世代の不安の強さがうかがえます。
「新宿区の治安・安全について、不安に感じること」(複数回答)の上位は、次のとおりです。
| 順位 | 不安に感じること | 回答 |
|---|---|---|
| 1位 | 路上喫煙・ポイ捨て | 196名(70.8%) |
| 2位 | 民泊によるトラブル(騒音・ゴミ・見知らぬ人の出入り) | 174名(62.8%) |
| 3位 | 繁華街でのたむろ・迷惑行為 | 163名(58.8%) |
| 4位 | 不審者・見知らぬ人の出入り | 159名(57.4%) |
| 5位 | 通学路・子どもの安全 | 84名(30.3%) |
| 6位 | 空き巣・忍び込み | 79名(28.5%) |
上位4項目は、いずれも半数を超えています。第1位の路上喫煙・ポイ捨ては、高田馬場・早稲田・大久保で76%、新宿駅周辺で75%、最も低い神楽坂でも57%と、どのエリアでも半数を超えており、区内全域の課題であることがわかります。
民泊については、「不安に思うか」ではなく「ご自宅やご近所で、実際にトラブルの経験があるか」もお尋ねしました。結果は「はい」が132名・47.7%。約半数の方が、すでに実際のトラブルを経験されていることになります。新宿区では先日、民泊の規制を大幅に強化する方針を発表しました。住環境の改善につながることを期待しています。
218名が自由記述に回答。寄せられた声を9月の新宿区議会へ
今回のアンケートには、任意の自由記述欄が2か所ありました。そのどちらかに文章を書いてくださった方は218名、78.7%にのぼります。選択肢を選ぶだけで終わらせず、わざわざ言葉を綴ってくださった。この一点に、事の切実さが表れていると思いませんか。
自由記述には、ごみ出し・喫煙・騒音・所在の分からなさといった、行為についてのお困りごとが数多く寄せられました。区でもさまざまな取り組みをしていただいていますが、なかなか改善には至っていないということで、今後の施策の提案などもしていきたいと思います。
いただいた声の一部を、原文のままご紹介します。
「コロナ禍前よりも、明らかに路上喫煙が増え、吸い殻の投げ捨ても増えています。歩いていて咳き込むこともあります。(後略)」
(高田馬場・早稲田・大久保/60代/区民)
「民泊が毎晩うるさくて、毎晩警察を呼ぶが、毎日客が違うから全く効果なし(中略)85歳の実母が不眠になり、引っ越しを考えた(後略)」
(高田馬場・早稲田・大久保/50代/区民)
「ごみ捨てルールを多言語で作ってほしい。マンション内で、管理人さんが困っています。」
(高田馬場・早稲田・大久保/60代/区民)
この結果は、令和8年9月の新宿区議会第3回定例会で区に届けます。区民の実感と区の数字の差をどう受け止めるのか、路上喫煙・ポイ捨て対策をどう実効性のあるものにしていくのか、みなさまの声を根拠に、区の考えを伺います。
設問ごとの全結果は、ホームページで公開しています。
▼アンケート結果の詳細はこちら
ご回答くださった277名のみなさま、本当にありがとうございました。一つの質問で街がすぐに変わるわけではありません。それでも、議場で数字と声を示せば、行政は動きます。みなさまの実感を、これからも区政に届けてまいります。
ご意見・ご質問はお気軽にお寄せください。
