令和8年第1回定例会 一般質問:男女共同参画とアンコンシャス・バイアス(質問と区長答弁)【新宿区議】
令和8年第1回定例会では男女共同参画の取り組みとアンコンシャス・バイアスについて質問しました。差別の解消や女性活躍というと聞こえはいいですが、偏った価値観に誘導するような施策になっていないか見守っていく必要があります。
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質問1 アンコンシャス・バイアスについて
昨年12月に可決された東京都の女性活躍推進条例では「無意識の思い込み」の解消への協力が規定されています。無意識の思い込みの解消という名の下、特定の価値観の押しつけではないかとの懸念があります。区の施策への影響について質問しました。
- 多様性というのであれば、キャリア形成を重視するだけでなく、家庭生活を重視する生き方や伝統的な役割分担を選ぶ家庭も含め、幅広い選択が尊重されるべき。区は、多様性をどのように定義し、施策に反映させているのか。
区長答弁
男女共同参画における多様性とは、性別・世代・国籍・価値観やライフスタイル等に関わらず、すべての人の考え方や生き方の違いを尊重し、誰もが自分らしく活躍できる社会をめざすもの。個人の考え方や家庭のあり方はさまざまであることから、性別に関わりなく多様な生き方を尊重するよう関与すべき。
質問2 男性の生理痛体験について
東京都では男性への生理痛体験を奨励するような発言がありました。新宿区でもワーク・ライフ・バランス推進企業認定制度で男性への生理痛体験研修を実施した企業が表彰されています。区としてはこのような研修についてどう考えるのか質問しました。
- 男性の生理痛体験は賛否両論の議論がある。行政として社会的に議論が巻き起こっている取り組みについて、中立性をどのように担保するのか。
- 今後区の職員研修で男性への生理痛体験研修を検討しているか。
区長答弁
①ワーク・ライフ・バランス推進企業認定については生理痛体験研修を行った点を評価したものではない。さまざまな意見があることを踏まえ、誤解のないように発信していく。
②区としては職員に生理痛体験研修を実施する考えはない。
質問を終えて ── 痛みを与える研修より、思いやりで歩み寄る取り組みを
男性の生理痛体験研修に関しては、SNSなどを中心に大きな議論が巻き起こりました。痛みを理解してもらうために相手にも同じ苦痛を味わわせるというのはあまり気持ちのいいものではありません。相手の痛みを知るということは、人としての共感や思いやりの気持ちでもって感じ取るものではないでしょうか。男女共同参画には痛みを与える研修ではなく、お互いを尊重する心や思いやりをもって歩み寄る気持ちを醸成する取り組みこそがふさわしいと考えます。
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