食品表示の義務はたった5項目?体に入れるものを選ぶ知る権利【新宿区議】

こんにちは。新宿区議会議員の青木仁美です。

私たちが毎日「体に入れるもの」――食品やその食品表示について、知る権利という視点から考えてみたいと思います。食品の栄養、ワクチンの健康被害、添加物まで、体に入れるものの情報は十分に届いているでしょうか。令和8年6月時点での現状を、区民の皆さまと一緒に見ていきます。

体に入れるものの「質」と現代の栄養不足

私たちの体は、私たちが食べたもの・口に入れたものでできています。当たり前のことのようですが、改めて考えてみると、なかなか奥深いことだと思いませんか。今日の自分は、これまで口にしてきたものの積み重ね。だからこそ、体に入れるものの「質」を高めることは、とても大切なことだと感じています。

今回の一般質問では、食品のビタミンやミネラルの不足を取り上げました。「飽食の時代」と言われ、カロリーは十分すぎるほど摂れる一方で、体に本当に必要な栄養素が足りていない――そんな現代特有の栄養不足が、静かに広がっています。

そして、体に入れているのは食事だけではありません。薬やサプリメント、健康食品、飲み物など、私たちは日々さまざまなものを摂取しています。さらに言えば、ワクチンも同じように、体の中へ入れるものの一つです。

ワクチンの健康被害と「知る権利」

記憶に新しい新型コロナのワクチンでは、接種後の副反応で体調を崩された方、健康被害に苦しまれた方がいらっしゃいました。実際に、国の予防接種健康被害救済制度でも多くの認定がなされています。良かれと思って選んだことが、思わぬ結果につながることもある――。そのことを、私たちは経験から学んだのではないでしょうか。

ここで大事になるのが、「知る権利」だと私は考えています。体に入れるものについて、それが何で、どんな良さがあり、どんなリスクがあるのか。私たちには、それを知る権利があるはずです。

そのための仕組みは、すでにいくつもあります。食品であれば食品表示、医療であればインフォームド・コンセント(説明と同意)。どれも、私たちが納得して選ぶための大切な土台です。

良いものを選べるように――食品表示の課題

けれども、現状ではまだ十分とは言えません。現在の食品表示で義務づけられているのは、次の5項目だけです。

区分 項目
義務表示 熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量
任意表示 ビタミン・ミネラルの多く

つまり、ビタミンやミネラルの多くは任意表示のまま。パッケージを見ても、自分に必要な栄養が摂れているかどうか、分かりにくいのが実態です。

分かりにくいのは、栄養成分だけではありません。食品添加物は、本来いくつもの物質が使われていても「調味料(アミノ酸等)」「pH調整剤」のように、まとめて表示することが認められています。具体的に何が入っているのか、私たちには見えにくいのです。さらに、新しい技術で作られたゲノム編集食品は、今のところ表示の義務がありません。「知らないうちに口にしているかもしれない」――そう感じると、少し不安になりませんか。

大切なのは、ただ情報を出すことではなく、私たち一人ひとりが「良いもの」を自分で選べるようにすること。そのためには、丁寧で分かりやすい情報開示が欠かせません。何を選ぶかは、最後は私たち自身が決めること。その選択が、きちんとした情報の上に成り立つように。区民の皆さまが安心して良いものを選べる新宿区であるように、これからも働きかけてまいります。

このテーマについてのご意見・ご質問は、お気軽にお寄せください。

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